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三ッ星ジョブハンターのつぶやき
転職

エージェントからの怪しい釣りワード4選

こんにちは。今週から仕事始めの人もいるようですね。年末から10連休以上の人もいたので、仕事のやり方忘れていないか心配です。筆者は10連休もなかったけど忘れましたよ笑

 

年末年始はだいぶブログ更新をサボってしまいましたが、年も明けましたので、週に数回のブログ更新はしっかりしていきたいと思っています!

 

さて、今日はエージェントからの怪しい釣りワード4選をお伝えしたいと思います。

タイトルだけ聞くと、筆者は反エージェントのポジションと思われますよね。そんなことはありません!!!

もし皆さんが素晴らしいエージェントと知り合えれば、皆さんのキャリアにおける強力なサポーターになってくれるはずです。これは間違いない!

筆者は優秀なエージェントを知っていますし、彼らに自社の採用の協力をしてもらうこともあります。しかしながら、転職者の意に反し、持っている求人を当ててくるエージェントもいますので、見極める力が必要となります。

 

どの業界にも、ターゲットとしている人を釣るためのワードってありますよね。不動産やカーディーラーであれば高額査定、投資系だと高利回りとか。身近な業界を例にとってみましたが、どの業界にもあると思います。ワードだけ聞くと良さそうなのですが、実際はどうなのかってことですよね。もちろん人材業界にも転職希望者や求人を出している会社向けの釣りワードがあるのです。

 

今日の話は、筆者がもともと、転職エージェントで勤務していた経験からリアルなお話をしますね。

 

市場価値

よく聞くワードですね。響きがいいですし、それっぽいから、なんとなくつられてしまいますよね。でもよく考えてください。

実際に市場価値なんてものはありません。提示される給与は、転職市場、候補者の評価、会社の収益性やフェーズ、採用競争力、ポジション、ポジションの空いている期間、タイミング、面接官の気分など、色々な要素で、かなりブレます。なので、転職すると手を挙げたらこれくらいの給与が出ますよ、みたいな平均値はわからないのです。もう少し具体的に、エージェントに行き、あなたのバックランドを伝え、この会社に入ったらいくらもらえますか、と聞いても多分答えてくれません。それはその時の時価なのでエージェントもわからないんですよ。もちろん条件が上がるとは言われるでしょうし(そうしないと応募もしませんから)、過去の事例は教えてくれるかもしれません。ただ具体的な数字は言わないと思いますし、体よく10%くらいの給与UPと言われるはずです。でもそれは候補者の市場価値ではなくて、転職市場におけるトレンドですよね。

 

会社側は絶対欲しい候補者、ないし充足したいポジションがある場合は、例えば300万の候補者に600万出すこともあるわけです。なので「市場価値」は聞こえのいい釣りワードと言えるでしょう。

 

非公開求人

本当の非公開求人は極少です。そしてそれらは水面下でサーチが行われます。理由は様々ありますが、経営層レベルのポジション、現在そのポジションに就いている人との入れ替え、既存社員も知らない組織の立ち上げくらいでしょうか。なので本当の非公開求人は、一般の目には触れず決まります。それらを広告に売って誘いをしてくるのは、「釣り」です。多くの候補者が受けるのは一般的に募集されているものですし、それらを網羅できていれば十分です。「非公開求人を紹介」と言われると、特別感が出ます。それを目的にして使っていることがほとんどです。非公開求人の内容を聞いてみたら、どこかで聞いたことのある案件という事もあるでしょう笑

 

条件:相談可

一見、相談や交渉をしたら自分の欲しい条件をもらえそうに見えますよね。そんなことはないです笑

大抵の会社はそのポジションにおける給与レンジを持っています。持っていないとしてもその会社で同じような仕事をしている人の給与がベンチマークとなり、その前後の条件で内定を出すことがほとんどです。「いくらでも出す」会社はありません。

もしかすると、「いい人がいたらお金を出しますよ」という少しいい加減なことをいう会社もあるかもしれません。ではアシスタントに2000万出しますか、と言ったら出さないわけですよね。もしくは年収300万の人に1000万の内定も出す可能性は限りなく低いです。(ないとはいいませんよ)

エージェントはそれをわかっているでしょうし、何となくの給与レンジもわかっているはずです。しかしながら候補者を集めなければなりませんので、給与レンジで足きりになってしまうことをさけるために、とりあえず相談可、交渉可として出してあるのでしょう。期待感を持たせれば問い合わせも増えるかもしれませんし、その問い合わせから、他の仕事を紹介することもできるわけですから。

 

キャリアコーチング・アドバイス

キャリアの相談やコーチングを受けるのであれば、現場で働いてる一流の人、もしくは一流だった人がいいでしょう。特に管理職を経験された人であれば、色々な人のキャリアを見てきているでしょうし、その人自身も色々経験していると思います。また管理職経験者は客観的にものを見れる人が多いです。現場の人でなければ、事業会社で人事畑にいる人もありだと思います。

転職エージェントがキャリアコーチングやアドバイスをするというのはあまりしっくりきません。特にエージェント業界のみに在籍する人は要注意です。浅く広くはわかるかもしれませんが、実際には事業会社で働いた経験がない人がほとんどなので、多くの会社で何が実際に起こっているかは聞いてはいるが把握はしていません。例えば皆さんが家を建てたい場合は、不動産仲介会社ではなく、建設会社やディベロッパーに行くと思います。良い例えかどうかわかりませんが、そんな感じです。

エージェントに依頼をするのは、あくまで転職のアドバイスやコーチングであり、キャリアではないと思います。安易にエージェントに行けばキャリアの答えが見つかる、道筋が見えるとは思わない方がいいでしょう。基本的には転職者にマッチする求人を紹介されてお終いです。人材紹介からの仲介手数料を得ることが彼らの仕事であることを理解しましょう。

 

以上です。これだけ聞いてしまうと、エージェントってどうなのと思われるかもしれません。ただ、冒頭にお伝えしたように素晴らしいエージェントもいます。ですが、数が少ないのです。一流の人はどの業界にも少ないですよね。それと全く同じなのです。ですから、皆さんが良いエージェントを見つけることができたのであれば、そのエージェントとは是非長くお付き合いしてください。必ず皆さんのキャリアの助けになってくれるはずです。

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